オーボエリードの調整に必要な道具と使い方

オーボエリードの調整に必要な道具

<オーボエリードの調整に必要な道具>プラーク

プラーク

リードを削る時の必需品。
色々なメーカーから、素材、サイズ、カーブが違うものがたくさん出ているので、リードに合うものを見つけましょう。

プラーク
プラーク

細くなっている部分をリードの中に真っ直ぐ安定する部分まで差し込む。
力を入れて奥まで押し込むと、リードが壊れてしまうので気をつけましょう。

<オーボエリードの調整に必要な道具>カッティングブロックとカッター

カッター カッティングブロック

リードの先端を切る時(長さを短くする時)に使います。

先端をカットする

カッティングブロックの上にリードを置き、指で開きを軽く押さえつけながら、0.1mm程、カッターの刃をリードと垂直に一気に下ろします。
垂直に下ろさないと、リードの上下の長さが違ってしまうので注意してください。

<オーボエリードの調整に必要な道具>ペンチと針金

ペンチ

ワイヤーを巻いていないものにワイヤーを巻いたり、元からあるワイヤーを外して巻き直したりして、息漏れ防止やワイヤーを絞った時の力具合で開きの調整をするのに使います。
針金の太さは、0.3mm。イングリッシュホルンは0.35mmでも可。

針金を巻く

リードにワイヤーをケーンの根元から3〜5mmのところに二重に巻きつけます。

針金を巻く

リードに近い位置でクロスさせたワイヤーの重なっている部分をペンチで挟み、手前に軽く引っぱりながら捻ってワイヤーを絞り固定します。3〜5mm残してワイヤーをカットします。

引っ張る時にリードを持つ手は、ワイヤーを持ってください。
また、力任せに引っ張ると、リードが歪んだり割れることがあるので、様子を見ながら絞ってください。

<オーボエリードの調整に必要な道具>テープとフィッシュスキン

息漏れ防止や適度に振動を制御するために使用します。
針金のみ、針金なしでフィッシュスキンやテープを巻いたもの、針金の上にテープを巻いたもの、テープの上から針金を巻いたもの、サランラップを巻いたもの等、様々な使用方法があります。
それぞれで吹奏感が変わるので、自分の好みに合うものを色々試してください。
使用頻度の高い、シールテープとフィッシュスキンでの説明をします。

シールテープの端をリードにつけ、指でしっかり押さえ、軽く引っ張りながら巻きつけて3〜4cm程巻きつけます。 軽く引っ張ったまま、カッターなどで切り、最後の端をしっかり押さえます。

白いテープ
白いテープ
フィッシュスキン

フィッシュスキンはちょうどいい幅(だいたい 幅15mm、長さ40mm位)にカットして、ほんの少しの水などで少しずつ濡らしながら巻きつけます。
一気に水で濡らすと丸まってしまって使えなくなるので気をつけてください。

<オーボエリードの調整に必要な道具>リードナイフ

リードナイフ

プラークを差し込んでリードを削ります。
片刃の場合、右利き、左利き用があります。

リードナイフ
リードナイフ

リードの削りたい部分に対して垂直にナイフを下ろし、真っ直ぐ肘から腕を動かすようにして、ナイフの重みだけで十分削れますので、なでるように削ります。
少しずつ削るようにしてください。
一気に削ろうとしてナイフをリードに押し付けたり、ナイフを持っている手の手首を返すとリードがえぐれてしまうので気をつけてください。